ちょうど1年ほど前にベルメゾンで購入したステンレス製水切りカゴ。
水切りカゴ難民だった私を救ってくれたこの商品は、ステンレス加工で有名な燕三条の職人さんが手作業でひとつひとつ丁寧に作り上げたものです。

シンク横のデッドスペースにぴったりと収まり、1年経っても錆びることなく大活躍しているのですが、毎日水場で使うものだけあって、掃除を怠ると結構汚れが溜まります。
特にトレー部分、購入当初は水滴が付かないよう一日の終りにきちんと乾拭きをしていたのに、今となっては全くの放置。。。
そんな現在の様子はと言うと。。(汚画像注意)
↓↓↓
汚い〜(-_-;)
一番上の新品の画像と比べると輝きがなくなり、全体的にくすんでいるのがよくわかりますね。。
水垢が付くと食器から落ちた水滴がスムーズに流れなくなってしまうので、ますます汚れがたまるという悪循環に陥ってしまいます。
長く使える物を、とせっかく高いお金を出して買ったのにこれではいけない!と家にある掃除用具を使って汚れ落としをしてみることにしました。
水切りトレー掃除に効果があったのはピカール?それとも。。
ステンレス掃除と言えば、うちですっかり定番となってシンク掃除用のスリーエムのスポンジ研磨剤とピカール。
シンクはどちらを使っても綺麗になりましたが、水切りトレーにも同様の効果があるのでしょうか?


まずはクリームクレンザーを使って全体の汚れを落としていきます。
最初に使ったのは3Mの緑のスポンジ。シンクに比べると傷つきやすい感じがするので、今回は一番目の細かいものを使ってみました。
すると汚れは落ちたのですが、今度は逆に灰色のシミのようなものが浮き上がってきてしまいました(^_^;)
このグレーのシミは、手で触ってみても盛り上がることなくツルツルとしていて、強めにスポンジで擦ってみても落ちる気配がありません。なんなんでしょう?長い間放置していたせいで付いてしまったウォータースポットのようなものでしょうか。
気を取り直して次にピカールで磨いてみました。
ボロ布に取って磨いたところ。。
残念ながらあまり変化はありません。ポツポツとヒョウ柄のようにしみが残っています。
万能だと思っていたピカールも材質によっては向き不向きがあるようですね。
何か良い方法はないかと試しに耐水ペーパー(2000番台)を使ってみると。。。
ピカールでは落ちなかったシミ模様がみるみる減っていきます。
完璧とまではいきませんが、気にならないレベルにまで回復。
最後にステングロスをスプレーすると。。
ツヤが出たことでヒョウ柄もすっかり目立たなくなりました!
という訳でステンレス製の水切りトレー掃除に効果があったのは「耐水ペーパー(水研ぎ紙やすり)+ステングロス」という組み合わせになりました。
普段ついつい掃除が後回しになってしまいがちですが、水切りカゴが綺麗だととっても気持ちがいいですね。
これからはもっとマメに掃除をしようと心に誓うのでした。。
さて掃除と言えば、先日カインズに行った時にこんなものを購入しました。
グッドデザイン賞を受賞した「立つほうき」とオフホワイトの小さなちりとりです。
今までは玄関横にほうきを立てかけていたので、これはかなり省スペースになりそう。また改めてレポしたいと思います。
2017.07.23追記
シンクのステンレス磨きやお風呂の高濃度クエン酸掃除なのでいつもお世話になっているお掃除のプロフェッショナル、TETSUROさんからコメントを頂きました。
上記のようなトレーのくすみには「茂木和哉」で簡単に落とせるとのことです!
(詳細はこちらの記事下にあるコメント欄に詳細が書かれていますので是非ご覧下さい。)
この「茂木和哉」、楽天や実際に試した方の口コミなど高評価なのは知ってはいたものの、どういったものなのか、商品名からいまいちイメージが湧かずに(汗)購入するには至っていませんでした。
でも今回お掃除のプロの方もオススメされているということもあり、「これは買わねば!」と昨日アマゾンで早速注文、本日到着しました〜
「秋田の温泉生まれの水垢洗剤」
普通の家庭のお風呂に付くような水垢ではなく、ミネラル豊富な秋田の温泉に付く超頑固な水垢も落とすことができる洗剤という意味だそう。
なるほど〜期待できそうですね〜
いつも使っているクレンザーと比べてみた所、どちらも品名は「クレンザー」ですが
茂木和哉の方は「弱酸性」でいつも使っているジフは「弱アルカリ性」なんですね。
どういった違いがあるかというと、水垢はアルカリ性のため、水垢落としにより効果があるのは弱酸性である茂木和哉の方なんだそうです。
今までなんとなく力任せにゴシゴシと磨いていましたが、掃除ってつくづく化学なんですね。いつの日か「この汚れにはこれ!」「この汚れはアルカリだから茂木和哉!」と即答できるくらいの知識をつけてみたいです^^;
詳しくはTETSUROさんのブログにわかりやすく説明がありますので、そちらも是非ご覧になってください。
前置きが長くなりましたが早速使ってみました。
前回の掃除から約3ヶ月が経過した水切りトレーの現在の様子です↓
掃除していないのがバレバレですね。。。相変わらず汚い。。。
今回使うのはスポンジではなく、アドバイス頂いたとおりラップたわしで磨いていきます。
クレンザー+アルミホイルという組み合わせはあったけれど、ラップを使うのは初めて。
茂木和哉登場
ちょっと遊んでみました。
深い意味はありません(笑)
ここでふと気が付きました。この茂木和哉、いつも使っているクレンザーよりも粘度が高く、このトレーのように斜めでも上の画像のように液垂れしないんです。これは密着力があるということですよね。
この吸着力が「汚れを溶かして落とす」秘密なのかなー
これをラップでのばした後に軽くこすっていくと
ピカールを使った時と同じようにグレーになりました。研磨されている証拠ですね。
磨き終わったら水で流して終了です。
綺麗に洗った水切りトレーは果たして。。
ピカピカになりました!
今回も大成功です\(^o^)/
耐水ペーパーを使うと、どうしても傷つけないよう力加減を調節しながら磨かなくてはいけませんが、茂木和哉とラップタワシの組み合わせだと加減を気にしなくても、スルスルっと汚れが落ちていくので、とっても簡単です。
ステンレスの水垢落とし以外にも、お風呂や洗面所、トイレなど家庭の水回りの殆どの場所で使うことができるので、コレ1本あれば家中ピカピカにできますね!
そしてまたいつものごとく日々の掃除をマメにしようと心に誓うのでした。。。
コメント
御無沙汰いたしております。たぶんこのクスミでしたら「茂木和哉」が一番早くて簡単だと思います。(他にもスーパーとかでは手に入らない酸性洗剤という手もありますが、手に入れやすいという点では「茂木和哉」が良いかと思います。)
2000円近くするので購入には躊躇しますが、陶器製の洗面台や便器、鏡のウロコ落としなどにも使えますので、一本買っとくと良いかもしれませんね。
使い方は「茂木和哉」をピカールのように塗って、サランラップをくしゃくしゃに丸めたものでこすってみて下さい。
クレンザー+スポンジ研磨剤よりも傷はつかずに早く綺麗になると思いますよ。
補足です。
「茂木和哉」は酸性成分の入っている研磨剤ですので、物によっては酸焼け(ステンレスが黒ずむ)を起こす可能性もありますので、受け皿の裏とか目立たない場所にてテストしてから使用されてください。(たぶん大丈夫だとは思うのですが…。)
なお、ステンレスのこのようなマダラの黒ずみを落とすだけなら、濡らした耐水ペーパー(2000番くらいで良いのではないかと思います。)に数滴のサンポールを付けてこすっても効果はあります。ただ、こちらは「茂木和哉」よりも酸焼けの可能性が高いですから、いつものごとく短時間かつ小範囲での施工(最後に水拭き乾拭きを忘れずに…。)を心掛ければ大丈夫かとも思います。(ただ、仕上がりは「茂木和哉」の方が綺麗だと思います。)
長々と失礼いたしました。
TETSUROさま
ご無沙汰しております。コメントありがとうございました!「茂木和哉」、TETSUROさんのブログを拝見してとても良さそうだと思っていたのですが以前ご紹介していただいたスリーエムのスポンジなどで満足していたため、なかなか購入するまでに至らなかったのですが、このコメントを見てたった今アマゾンでポチッとしてしまいました!
明日届く予定ですので、早速使ってみたいと思います(^^)
なるほど。。酸焼けという現象があるのですね。使う前にテストしてみますね、いつもためになる情報ありがとうございます!
おはようございます。
「茂木和哉」は高価なのが玉にきずなのですが、使い勝手は非常に良いです。私も広範囲への研磨などには安価な研磨剤を使用して作業しますが、最後の仕上げ(取り切れなかった水あかなど)には「茂木和哉」でチョロチョロっと手直ししてからお客様に収めます。ぜひ色々と試してみて下さい。
ところで、上記に鏡のウロコ落としと書きましたが、karinさんのお宅のお風呂はTOTOでしたでしょうか…、TOTOの場合お風呂の鏡には「ハイドロテクトミラー」とかいう表面に親水性のコーティングが施された鏡を使用されていることが多いので、もしそれでしたら「茂木和哉」をお風呂の鏡に使用するのは止めておいて下さい。(傷だらけになります。新築時の取説にその旨の記載があるか現場のミラーの近くにその旨のシールが貼ってあったりします。)
また、洗面台の鏡の多くは曇り止めの加工が表面にしてあるものが多いですから、ここにも使用は避けた方が賢明かもしれません。濡れたマイクロファイバークロスで鏡を撫でると微妙な引っかかりを感じるので、それで加工してあるか否かはある程度判断できるかと思います。
ただ、鏡や人大、プラスティック製品には使えなくても、陶器(便器)や蛇口等の水栓金具、更にステンレス等には安心して使用できますので、「買ったは良いけど殆ど出番が無くて無駄になっちゃったわ…。」ということはならないと思いますので安心して下さい。
TETSUROさん
こんにちは。早速茂木和哉の洗剤使ってみました!結果から言いますと今回もとっても綺麗に汚れが落ち、トレーがピカピカでとても気持ちが良いです(^^)
こちらのブログに追記で書かせていただきましたが、ジフのようなクレンザーとは全然違うんですね。最初は高いと思いましたが、値段に見合うだけの価値があると思います。
お風呂はTOTOではなくパナソニック製なので多分大丈夫だとは思うのですが、今のところTETUROさん直伝の3Mスポンジとクエン酸で綺麗な状態をキープできているので、また汚れがひどくなったら(汗)試してみようと思います。
いつも有益な情報ありがとうございます!ブログの更新も楽しみにしていますね〜
フットワークが軽いですね…。ビックリしました。
とにかく綺麗になって何よりでございます。karinさんもご指摘の通り他のクレンザーと違うのは酸性成分を配合してあるところで、それが効率よく水あかを落としていくのだと思います。
話は変わりますが、karinさんのお宅の洗面台には傷だらけになるので使用しない方が良いかと思いますが、コンロの天板部分のガラスには使えますので、今後煮こぼれ跡とかが落ちないときは使ってみて下さい。たぶん傷もつかずにすっきりといけるかと思います。(アルカリ洗剤で油分を落としてから、水あかだけをピンスポットで落とす感覚です。)